1990年頃の作品です。

1990年頃の作品です。

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商品詳細

幼なじみのI君が懐かしいバッグを持って仕事の手伝いに来てくれました。オレンジ色のこのバッグは1990年頃の作品です。生地の染色とバッグ作りを独学で始めて1.2年過ぎたころでしょうか・・。このようなバッグを1日1個〜2個くらいのペースで作りデパートの催事などで販売していました。
I君は当時超有名海外高級ブランドの日本支社でマーケティング部の課長(部長?)さんで頻繁にヨーロッパに出張していました。そのI君がこのバッグを画像のように提げてパリのチャーチの店に行きました。もちろん靴を買うためですが、「なんでパリでチャーチ??」なんて言わないでくださいね。。そういう人なんです。
で、店に入った直後の事です。I君を追って1人のフランス人女性が店に飛び込んで来ました。女性は健康的に日焼けしたグラマラスなマダムだったそうで、店に入るや否や店員に「こちらのお客様(I君)とお話ししてもいいですか?」と聞いたそうです。当時ブリブリいってたI君は「逆ナンか??」と思ったとか思わなかったとか・・。しかし、I君の下心を見透かすように言った一言は「そのバッグはどこで売っているのですか?」ということでした。ややテンションの下がったI君が「このバッグは友人が作ったもので売り物ではありません」と答えると、その女性は大変がっかりしてお店を出て行ったそうです。

このバッグは23年ほど前に作っていた作品の中でも人気のあったもので20色ほどに染め分けた6号帆布を使ってカラーオーダーを受けて作っていました。いつかデザインをリファインして復刻してみたいバッグです。